こんにちは、石田淳です。
近年、多くの企業経営者や管理職の方々とお話しする中で、いくつかの各人に共通する不安を耳にする機会が増えました。
「社員のモチベーションが上がらない」
「若手社員が定着しない」
「若手社員との接し方がわからない」
「管理職が疲弊している」
そして最も顕著な不安は、「『AI時代』に対する不安です。
これまでにこのメルマガで何度も触れてきたように、AIの進化はものすごいスピードです。
「AIではこんなこともできる!」
という驚きは、数か月後には「できて当然」になってしまっている…などということはよくある話です。
「AIを使いこなさなければ、これからのビジネスは成り立たない」
それは紛れもない事実でしょう。
業務の効率化において、AIの利便性を無視することはできません。
こうした認識が、逆にリーダー、マネジャーの不安を生み出します。
有り体に言ってしまえば「AIに自分の存在が脅かされるのではないか?」という不安。
実際にビジネスの現場では、若い世代を中心に「わからないことは上司に訊くよりもAIに訊いたほうが早い」という風潮もあるようで、そのため「若手社員との接し方がわからない」というリーダー、マネジャーの声もよく耳にします。
■「あなたにしかできないこと」を磨き上げる
「AIが〝何でもできる〟とされる時代に、リーダー、マネジャーの役割って何だろう?」
多くの人がそう感じることでしょう。
ここで、リーダー、マネジャーの一番大切な役目を思い起こしてみてください。
それは「部下に成果を上げてもらうこと」
極端にいってしまえば部下が成果を上げられないのは、リーダー、マネジャーのせい。そして、企業の目的は、当然のことながら組織を構成する各人が仕事の成果を上げ、業績を上げることです。
行動科学マネジメントにおいては「できる人」(成果を上げる人)と「できない人」の違いは次の2つ。
・成果を上げるための「やり方」を知っている
・成果を上げる行動の「継続法」(習慣化)を知っている
この2つが揃っていることが、「できる人」の条件です。
そして前述のように、リーダー、マネジャーの大切な役目は部下に成果を上げてもらうこと。
つまり、この2つを部下に授けることが大きな仕事なのです。
たしかに「やり方」についてはAIがその役割を担ってくれることもあるでしょう。
しかし、「習慣化」は?
ここで必要なのが、リーダー、マネジャーの「マネジメント力」なのです。
「それは(部下)各人の資質や性格次第だろう」
「モチベーションの高いやつなら行動を継続できるだろう」
そうした姿勢で「成果が上がらない問題」を相手にゆだねてしまっては、それはマネジメントの放棄です。
リーダー、マネジャーは、どんな進化をする時代においても普遍的な「マネジメント力」を磨き上げなければなりません。それはAIには難しい。あなたにしかできないことでしょう。






