こんにちは。石田淳です。
4月になり、職場に新しいメンバーが入ってきたというマネジャーも多いことでしょう。
自分のことで大変なプレイングマネジャーも新人が職場になじむよう、いろいろ施策を考える時期です。
特に若いルーキーに対してはジェネレーションギャップもあり、何かと気を遣うものでしょう。
プレイヤーとしてもマネジャーとしても成果を問われるプレイングマネジャー。
「部下とのコミュニケーションが大事」
「信頼関係の構築が必要」
そう分かっていても、そのために十分な時間を割くことはできません。
とはいえ、信頼関係の構築には、深い=時間を要するコミュニケーションが必ず必要だというわけではありません。
たとえば一緒にゆっくり食事の機会を持ついわゆる「飲みニケーション」。
これは若い世代にとっては単なる〝重荷〟〝時間を奪われている〟と捉えられることもしばしばです。
あるいはワン・オン・ワンの定例ミーティング。
これもまた「そんな時間があったら早く現場へ」と考えられてしまうかもしれません。(それはプレイングマネジャーの側も同様かもしれませんね)
しかし、行動科学マネジメントでは良好な部下コミュニケーションとは「深さ」より「頻度」です。
簡単にいえば、「深く話し込む」よりも「毎日声をかける」。
これだけでいいのです。
要は、まずは「気軽に、何でも話せる環境であること」を新人に示すこと。
「風通しの良い職場を」などとスローガン的なことを標榜したとしても、実際には「声かけがまるでない」職場というのも実際にあるものです。
次回、さらに詳しくお話ししましょう。