こんにちは。石田淳です。
「Z世代に対するマネジメントで、何かポイントとなるようなことはありませんか?」
「どうすれば今の若い世代の社員とうまくやっていけますかね?」
年輩のマネジャー職の方からそんな質問をされることもよくあります。
若い世代向けのマネジメント
年輩向けのマネジメント
どんな年齢層に対しても、行動科学マネジメントの基本は変わりません。
「人は行動の結果が望ましいものであれば、その行動を継続させる」
このことを根幹として、では相手は何を望んでいるのか? を考える。
それが優秀なマネジャーの行うマネジメントでしょう。
ですから、マネジメント対象を世代だけで区切ってしまうのではなく、日頃のコミュニケーションをもって相手の価値観を把握することが大切です。
マネジメントのポイントとなること、うまくやっていくためのコツを聞かれたなら、まずは「相手の価値観を知るためのコミュニケーション」をおすすめします。
とはいえ、コミュニケーションの取り方には気をつけるべきでしょう。
「相手の価値観を知るために、お互い本音でじっくり腹を割って話そう!」
そう考えるマネジャーもいるかもしれません。
そして仕事の後に飲みの席に誘ったりします。
しかし、「腹を割って話したほうが相手の価値観がわかる」「飲みの席でならじっくり腹を割って話せる」というのも、マネジャー側の価値観です。
相手が「仕事相手とは腹を割って話したくない」「飲みの席には行きたくない」と考えるなら、これは逆効果になってしまいますよね。
若い世代とのコミュニケーション。
それは何も「特別な機会」を設ける必要はありません。
前述のように「日頃の」業務での声かけが、十分コミュニケーションとなり、相手の価値観を知るきっかけにもなるのです。
ところが、この「声かけ」が思いのほかできていないというケースも多々あります。
次回、若い世代へのマネジメントについて、さらに詳しくお話ししていきます。