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働き方が変わるのは、自然の流れでもある

こんにちは。石田です。

 

「メンバーシップ型」と「ジョブ型」という2つの働き方・雇用の在り方について、かつてこのメルマガでもご紹介しましたね。

 

メンバーシップ型とは、簡単にいえば、仕事未経験の人材を入社させ、研修,OJTなどで仕事を覚えさせ、時間をかけて戦力として育成させるものです。

 

「新卒の学生を採用して新人研修の期間を設けて教育する」というかたちが、代表的な例です。

 

そう、メンバーシップ型はこれまで多くの日本の企業が伝統的にやってきた典型的な「日本企業型の雇用」といえるものです。

 

これに対して「ジョブ型」とは、企業に発生する必要な仕事に対して、その仕事のスキルを持っている人を雇い入れるというもの。世界中の多くの国の企業は、このジョブ型の雇用形態を採っています。

 

「メンバーシップ型がいいのか?
それともジョブ型のほうがいいのか?」

 

ここではそこに詳しく言及するつもりはありません。

 

ただ、世の中の動きとして、「あえてジョブ型の働き方を意識せずとも、多くの企業がジョブ型に流れている」ということを知っていただきたいのです。

 

私の知り合いが、クライアント先とミーティングをしました。

 

リモートワークでのミーティングで、PCのモニターに15人の社員が〝早く参加した順〟に並んでいました。〝役職順〟ではありませんから、「そもそも、この人は誰なのか?」 という人もいるわけです。

 

モニター下段に、腕を組み、何も発言せずに不満そうな表情を浮かべる人がいました。

 

アイデアも意見もなく、決定事項に対しても何も言いません。

 

知り合いがミーティング後に「あの人は誰か?」と聞くと、その人はその企業の役員兼務の部長だったそうです。

 

おわかりでしょうか?

 

役職を掲げずに「1人の人材」として同じサイズの枠におさまってのテレワーク……

 

「何ができる人か?」
「成果につながる考えがある人か?」
「それを発言し、実行できる人か?」
「どう(組織に)役立っているか?」

 

つまり「1人の人材として仕事のスキルを持っている人」が、より重要になるのです。

 

ジョブ型をあえて〝制度〟として導入しなくても、リモートワークが仕事に入ってくることで、ジョブ型が進んでいくわけです。

 

そして今後、リモートワークはさらに普及、定着することでしょう。

 

さあ、あなたは、
「1人の人材」として、どんな備えをしますか?

 

今週24日(水)開催の
オンライン講演会でもお話していきます。

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