■どんな優良企業といえども、
世界経済の急速な悪化や変革期に適応しきれず、
順調に成長し続けることが難しくなる場合があります。
たとえば、
SONYやパナソニック。
その低迷を悲観的に見る節もありますが、
僕自身は必ず復活すると思っています。
■世界で通用するブランドを確立し、
日本の代表企業であるSONYは、
エレクトロニクス部門を中心に収益力が大幅にダウン。
■しかし、金融部門や音楽・映画などの
エンターテインメント部門の業績は好調です。
■確かな基礎技術と、
日本のマーケットで厳しい競争を繰り広げてきた
実績を持つSONYならば、
“SONYらしさ”“SONYの強み”
を追求することで、
エレクトロニクス部門も必ずや回復するはずです。
■また、パナソニックは4月から、
製品の開発から販売までを一貫して担う
「事業部制」を12年ぶりに復活させますね。
■そういったもともと持っている
日本企業らしい強さを、
地道に進めていくことが
復活のカギとなるのかもしれません。
■「日本サッカーを日本化する」
と語ったのは、元サッカー日本代表のオシム監督でしたが、
日本人が持つ「らしさ」や「強み」を
伸ばすことで勝利につなげる――日本独自のビジネスを
劣後順位を使って標準化できれば、
世界で戦えるようになると思っています。