■企業にとって最も重要な資産は何でしょうか?
それはやはり優秀な人材にほかなりません。
■最近大手企業の人事系の人達と話しをすると、
人口減少社会下の人材の獲得や育成の話題が非常に多いです。
■つい先日もトヨタ自動車が、
工場等で働く技能系社員の賃金体系を大幅に見直し、
年功序列から、若手に手厚い仕組みに変更することを発表しました。
優秀な人材を獲得し、維持していくことが、
今後の会社の命運を分けることになることを
理解しているからでしょう。
■また、従来の人事部だけではなく、
人材開発部を設立し、30代の若手をこれまで以上に
多様な研修を受けさせ、5~7年計画で次代の会社を担う
リーダーとして育成し始めた会社も増えています。
■一方で中小企業の多くは、経費や人数の関係もあり、
まだあまり人材育成に力を入れていないところも
あるように見受けられます。
しかしこの人口オーナスの時代、
人材育成に重点を置く必要があるのは
大手以上にむしろ中小企業ではないでしょうか。
■人材研修を行ったり、人事部を設立するとなると
それなりのコストはかかるでしょう。
しかし、採用コストや離職コストを考えれば、
優秀な人材を育成していく仕組みを作る方が
はるかに安上がりになるはずです。
中小企業こそ人材育成に力を入れて欲しい、
そう切に思う今日この頃です。
P.S.
1月30日に発刊したばかりの拙著
『会社の目標を絶対に達成する“仕組み”の作り方』(KADOKAWA/中経出版)
でも人材育成の重要性について触れています。
興味のある人は手にとってみてください!