メルマガで「マニュアル」の話をすると、いつも多くの反響をいただいています。
「この間のメルマガの話なんですけど……」
と、研修先でもマニュアルについての質問が目立ったりします。
仕事を標準化させ、生産性を高める。
人材がいなくなる時代に、
誰がやっても同じ結果が出る仕事の〝やり方〟が必要。
各企業がその手段としてマニュアルに注目するのは
時代の必然ともいえます。
「マニュアルを作る会社」がTVCMを打つ、そんな時代なのです。
ただ、私の元に来る相談で多いのが、「マニュアルを作ったんだけど、使えない」というもの。
以前にもお話ししたように、マニュアルづくりにはいくつかのコツがあります。
・実際に現場の声を吸い上げ現場で使えるものとする。(本社が作って現場に下ろすタイプはうまくいかない)
・ハイパフォーマーに話を聞いても的確な答えは望めない。
・マニュアルは「チェック」機能がなければ意味がない。
ここではざっとこのようなお話しをしてきました。
そして、マニュアルを導入する際に最も大事なこと、というより、大前提となるべきことが、
当たり前のことながら「(マニュアルが)使われる」ということです。
「完璧なマニュアルを作り上げた」はっきり言って、このことには何の意味もありません。
マニュアルが使われ、スタップの仕事の標準化がなされ、それで生産性が上がるという事実がなければ、マニュアル導入は失敗なのです。
つまり、マニュアルの導入で一番気にすべき点は、
「定着」です。
なぜマニュアルが「定着」しないのか?
その理由は各企業によってさまざまですが、
多くの企業に共通する
「マニュアルの単純なミス」もあります。
次回、詳しくお話ししましょう。