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GW明けにマネジャーが気をつけることとは

こんにちは、石田淳です。

 

「望ましい結果を得られる行動を繰り返せば、やがてそれは〝習慣〟として生活に定着する」

 

今さら言うまでもないことかもしれませんが、行動科学マネジメントはこうした人間の行動原理によって構築されているものです。

 

いかに「行動しやすく」するか?

いかに「望ましい結果」を与えるか?

 

そうしたことをマネジメントの施策として実施する、つまりは「(相手、あるいは自分の)行動をコントロールする」ためのスキルというわけです。

 

そして、当然のことながら「行動の定着=習慣化」はマネジメントという意図的なもので表われるとは限りません。

 

「不規則な生活から抜け出したい」

 

そんな悩みを抱える人も大勢いることでしょう。

 

そのような人へのアドバイスとして「思い切って〝スパっと〟生活を切り替えることが大事」「規則正しい生活を送ることへの〝強い意志〟が大事」というものもよく聞きます。

 

とはいえこれは、行動科学マネジメント的には好ましいものではありません。

 

意志の力に頼らずに「少しずつ」行動のメリットを得るのが行動科学マネジメントの基本。

 

人間にとって「スパッと切り替える」「強い意志で生活を変える」ことは非常に困難なことなのです。

 

「ゴールデンウイーク明けで仕事のリズムがつかめない」

 

今日はそんな人も多いことでしょう。

 

それは、言ってみれば「仕方がないこと」。

 

たかだか数日であっても普段の仕事生活とは違う生活をしていたならば、元に戻ることは「スパッと」できるものではないのです。

 

「さあ、連休は終わったぞ!スパッと気持ちを入れ替えてバリバリ仕事をしよう!」

 

〝できるマネジャー〟的な言葉のようですが、本当にできるマネジャーは、「徐々に」いつもの生活へと導くことができる人でしょう。

 

もちろんこれは「部下を甘やかせる」ということとは別次元の話です。

 

〝スパッと〟〝いきなり〟ではない、仕事への〝スムーズな導き〟ができる……。

 

そんなマネジャーを目指していただきたいと思います。

 

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■石田淳 著作紹介47

『リーダーの「新常識」』
フォレスト出版 2012年刊

多くの読者から熱い反響のあった初期の著書『「やる気を出せ」は言ってはいけない』の改訂新書版。「気合いや根性」「仕事は先輩の背中を見て覚える」などの古い常識に縛られることのない「科学的」であり本当の意味での「人間的」なマネジメントの基本を紹介しています。

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