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「行動コーチング」の必要性⑤

こんにちは、石田淳です。

 

「君もやればできる人間なんだから、もっとやる気を出してくれ」

 

部下と飲みに行ってそんなセリフを吐いた上司の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

実は行動科学に基づいたマネジメントに出会う以前の上司であった私もそうした経験はあります。

 

とにかく腹を割って話せば、こちらも自分をさらけ出して相手にぶつかれば相手も心を開いてくれるだろう。

そしてこちらの気持ちを汲んでくれるだろう。

 

そんな思いもありました。

 

実際に若手社員もこちらの話を真剣に聞いてくれて、「明日から気合いを入れてがんばります!今日は本当にうれしかったです!」などと言ってくれた。

 

こちらもうれしい気持ちになったものです。

 

ところが……。

 

その日から数日で、相手は〝突然〟退職を申し出てきました。

 

こんな話はよく聞くものです。

 

「相手はやる気を出してくれた!」

 

それを相手の言葉や態度で判断することは極めて困難です。

 

では、何をもって相手のどこを見て、「やる気を出しているな」と判断するのか?

 

もうおわかりのように、それは「行動の数」です。

 

成果に結びつく行動が増えていれば、それはやがて成果に結びつくでしょう。

 

ですから、行動の数を計測するという観察は非常に重要なのです。

 

極端にいってしまえば、従来のコーチングは相手の「精神」や「考え方」、「物事に取り組む姿勢」にフォーカスしがちです。

 

もちろんそれがすべて間違っているわけではありませんが、「相手にビジネスで成果を挙げてもらうためのコーチング」は「行動の数を増やす」ことを目的としなければなりません。

 

そのためには「行動の計測」が盛り込まれていることが必須です。

 

単純な話かもしれませんが、この単純な事実が意外と見落とされがちなのです。

 

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『行動科学で人生を変える』
フォレスト出版 2010年刊

行動科学を切り口とした物事の継続のコツ=「続ける技術」を中心にビジネスや子育てへの応用を加えた新書。リーダー、マネジャーの指導力アップのポイントにも言及しています。

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