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「行動コーチング」の必要性③

こんにちは、石田淳です。

 

「『自分がどうなりたいのか』が重要」と思う側(上司)と「自分は今、『どうすればいいのか』を求める側(部下)……。

 

そこに大きなズレが生じているというお話を前回しました。

 

「自分がどうなりたいのか」

 

それさえ見つかることができれば、自動的に人はその「あるべき姿」に向かって突き進んでいく。

 

極端にいえば、これが職場にコーチングを導入する側の思いかもしれません。

 

繰り返し言いますが、私はコーチングという手法自体を意味の無いもの、間違ったものだという考えは決して持ってはいません。

 

ただ、コーチングを施す目的が「結果(仕事での成果)を求める」ということであれば、それは少し回り道ではないか、とも思うのです。

 

「『自分がどうなりたいか』が見つかれば、やる気が生まれる」

「やる気が生まれれば仕事に邁進し、成果がついてくる」

 

そうした図式を考える人は多いでしょう。

 

しかし、これが「落とし穴」になっているケースが多々あるものなのです。

 

誤解を恐れずに極端な言い方をすれば「やる気が生まれたからといって、成果が生まれるとは限らない」ということです。

 

冷たく聞こえるかもしれませんがこれは事実であり、またこの思い込みに翻弄されている人が多いのもまた現実でしょう。

 

「やる気」

「モチベーション」

 

もちろん人間にとって大切なものです。

 

しかし、それに囚われることによって本来のマネジメントの目的である「部下に成果を挙げてもらう」が見失われているということがよくあるのです。

 

次回、この〝難しい〟「やる気」というものについて、さらにお話ししていきましょう。

 

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■石田淳 著作紹介55

『リーダーの「新常識」』
フォレスト出版 2012年刊

2008年刊行の『「やる気を出せ!」は言ってはいけない』を加筆、修正し、新書化した一冊。「仕組み」によって部下を喜んで仕事をする人材に変えるためのノウハウを紹介しています。

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