こんにちは。石田淳です。
以前このメルマガで、若い世代は
「上司(管理職)になりたくない」
「出世なんてしたくない」
と思っている人がたくさんいる、というお話をしました。
「管理職という仕事にメリットを感じられない」
若い世代がそう感じてしまうことは、ある意味、仕方がないことでしょう。
なぜなら、今、管理職の立場である人たちが幸せそうに見えないから。あるいはそんな人たちに魅力を感じないから。
ここではあえて「幸せ」「魅力」といった抽象的な言葉を遣いましたが、要するに、多くの若い世代の人たちが管理職になることにメリットを感じていない、ということでしょう。
「若いうちはとにかく嫌な仕事でも何でもする」
「そして上司になれば、給料もアップするし、好きなように仕事ができる」
こうした図式はもはや過去のものとなり、自分の(プレイヤーとしての)成績も、部下の成績も責任を負わなければならないという大変な役割…。
それが今の多くの企業の管理職の姿です。
さらに、その苦労がたとえば転職によって報われるかといえば?
それも不安です。
「私は前の会社では課長職にいました」
そんなアピールは通用しません。では次の会社でも課長としてやっていけるのかといえば、それは定かではないからですね。
残念なことですが、たとえば今の会社で自分の成績を気にしつつ部下の管理までしなければならない…。その奮闘はあくまで「今の会社のため」のものであり、転職先には新たなルール、新たな環境があるのです。
「どこへ行っても通用する『管理職のスキル』」
これからの企業人に必要なのはそうしたパーソナルスキルです。
ただ、これも残念なことながら、多くのビジネスパーソンはそうした『管理職のスキル』を学ぶ機会を持つことができせんでした。
次回、パーソナルスキルについてさらに詳しくお話ししたいと思います。