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部下の価値観を知るのもリーダーの仕事

こんにちは。石田です。

 

「入社以来これまで会社の人にほとんど会ったことがない」

 

昨年新入社員となった人には、そんなケースも多いといいます。

 

ビジネスパーソンのみならず、学生もまたリモート授業のため同級生との関わり、部活動などが制限され、これまでは当たり前だった〝人付き合い〟も自由にはできなかったことでしょう。

 

「これまでどおりのコミュニケーションができない」時代を私たちは経験しました。

 

そしてこれから……。

 

前回も触れましたが、たとえコロナ禍が終息したとしても、すべてが「元通り」になるわけではありません。

 

リモートワークの利便性はビジネスパーソンの働き方に大きな影響を与え、その利便性をわざわざ手放すこともないはずです。

 

そして、コミュニケーションのあり方も。

 

「リアルで会うのが一番。やはり部下とは対面で深く付き合いたい」

 

そう願う上司の方も多いことかと思います。

 

たしかにリアルでのコミュニケーションにはリモートでは得ることのできないより深く細かい関係性を築ける力があるでしょう。

 

しかし、ここで気をつけなければならないことが。

 

それは、部下自身が本当に「深い付き合い」を望んでいるかどうか、ということです。

 

「就業時間外まで上司や同僚と一緒にいるのは勘弁してほしい」

「人と接しないリモートワークは心地よい」

 

その考えの善し悪しは別として、そう考える人もいる、ということ。これまでに何度もお話ししていることですが、人の価値観は十人十色で、リーダー、マネジャーはスタッフ一人ひとりの「動機付け」を見つけ出すことも仕事です。

 

「リアルが一番。みんな早く職場の仲間と飲みに行きたいだろう」

 

そういった決めつけもまた「認知のゆがみ」かもしれませんよね。

 

 

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