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DXで見落とされがちなもの

こんにちは。石田です。

 

「立派な社内システムを数億かけてつくり、はじめの1ヶ月は多くの社員が利用したが、2~3ヶ月後にはほとんど使われなくなり元通りになってしまった」

 

ある企業からそんな話をうかがいました。

 

「DX」(デジタルトランスフォーメーション)という言葉が今、ビジネス界で頻繁に使われています。そしてMAやRPAなどの自動化ツールを導入する会社・組織が増えています。

 

こうした時代の流れを否定するつもりはありません。しかし、前述の会社の例のように、どんなにシステムやハードを新たに構築しても、それを使いこなすのは「人間」であり、使わなければ意味が無い、あるいはそれどころか大きな損失を生んでしまうということに注意が必要です。

 

「(新たなシステムを)使いこなす」

 

かみ砕いて言えば、組織の人材が「新たな行動を習慣化する」ということですね。

 

システムを変える、ツールを変える。このときには同時に人材の行動を変えることにも着目しなければなりません。

 

つまり、システムの変化は人材の行動変容とセットで考えるべきなのです。

 

多くの会社が、新たなシステムやツールばかりに着目し、それを使いこなす人材の行動変容、行動定着に関してはおろそかになりがちなように感じます。

 

DXに取り組みその恩恵を受けて競争に勝ち残る企業とは、新しいシステムのためのマネジメントを確立できる企業、だと思います。

 

すべての業務が完全自動化されないかぎり、「人の行動」の問題は、必ず生じてくるのです。

 

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