こんにちは、石田淳です。
日経BP社主催の人気講座『課長塾』。
私も長年講師として参加していますが、このたび、めでたく10周年を迎えることとなりました。
「プレイヤーとマネジャーの仕事は全くの別モノ」
「したがって、身につけるべきスキルも違う」
「しかし日本のビジネス界では、名プレイヤーが名マネジャーになることを求められる」
「なのに、『マネジャー』が身につけるべきスキルを学ぶ機会は、極めて少ない」
これらは、私がこれまで多くの著書で述べてきたことです。
プレイヤーとして結果を出してきた人が現場を離れ、マネジャーとなった……。
しかし、部下は結果を出すことができない。
「なんでできないんだ!」と憤慨しつつも、どうすれば部下に結果を出させることができるか、そのノウハウはない。
チームの業績は低迷し、やがて会社側から
「管理職失格」
「リーダーの資質なし」
「期待はずれ」
などといった烙印を押されてしまう……。
そんな悩みを抱えるマネジャーは多く存在します。
実際にそのことによって心が病んでしまう人も。
しかも……。
今の時代、特に管理職の入口である「課長」は、「マネジメント専念する」ことなどできません。まだまだ〝自分で(プレイヤーとしての)数字を上げる〟ことを要求されます。
「いや、自分だってプレイヤーとして数字を上げたい」
「でもマネジャーとして〝人の面倒〟も
みなければならないし」
「そもそも人の面倒なんて見たくない。
管理職になんてなりたくなかった」
……そう思っている人も多いはずです。
『課長塾』は、そんな苦悩を抱えるマネジャーが
「課長に必要なスキル」
「課長の原理原則」
などを学ぶための講座です。
講師陣は各界の専門家であり、私も行動科学マネジメントの手法をお伝えするため、長年講師を務めさせていただいています。
その『課長塾』が10周年を迎えます。
それを期に、『課長塾』発の書籍として
『課長のABC』(石田淳著 日経BP刊)
という本が今月発売されます。
課長職に必要なマネジメント能力が
その「イロハ」から理解できるよう、
わかりやすい構成としました。
まさに「悩める課長職」のための一冊だと自負しています。
次回、本書についてさらに詳しくお話しさせていただきます。