こんにちは、石田淳です。
これまで、「行動科学マネジメント」の概念、具体例をさまざまなかたちで発表してきました。
そして今回は書籍で、「小学生にもわかる行動科学マネジメント」を試みました。
このたび行動科学マネジメントに関する新刊書籍が続けて3冊ほど刊行されます。
- 「教育(勉強)」
- 「コミュニケーション」
- 「外国人へのマネジメント」
それぞれテーマ、対象は違いますが、すべての本が行動科学マネジメントの概念を前提として書かれています。
今回ご紹介する新刊は、
(石田淳:著 入江久絵:マンガ・イラスト 祥伝社)
です。
そう、この本、小学生の子どもでも分かりやすく読めるようにイラストをふんだんに使ったものです。
そして、私としては久しぶりの教育関連本ということで、取材にもかなりの時間を使いました。
内容は、かんたんに言ってしまえば、子どもに向けての「続ける技術」の解説です。
人が物事を続けるというのは、どういうメカニズムによるものなのか?その際に着目すべきなのは何か?
どうすればうまくいくのか……という、行動科学マネジメントの基本をすべて押さえています。
ですから、お子さんのみならず、大人が読んでも、ビジネス、プライベートで使えるさまざまなヒントが見つかるはずです。
私が書籍を出す際の思い、読者に知っていただきたいコアなメッセージは、いつの時も、またどのジャンルに向けても、実はいつも変わらない、シンプルなものです。
それは……
「内面のせいにしないでください」
というもの。
子どもであれ、大人であれ、
たとえば
- 物事を続けることができない、
- 勉強ができない、
- 部下が言うことを聞いてくれない、
- 仕事の効率化がうまくいかない……。
それらを自分の「精神力」や「意志」「根性」など、「内面」のせいにして、その結果「自分を責める」「自信をなくす」ことをしてほしくないのです。
「勉強を続けられない」
そんな子どものことを、
親や教師が
「意志の弱い、ダメな子ども」
などと決して思ってほしくない。
子ども自身も
「僕ってダメなんだなあ」
などと決して思ってほしくない。
ただ「やり方」を知らないだけだ、ということをわかってほしいのです。
「勉強ができないのは、君がダメなんじゃないよ」
今回は子どもたちに、そう知っていただきたいのです。