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「多様化する働き手」に備える

「ハッピーホリデーズ!」

 

という挨拶を聞いたことがありますか?

 

年末、アメリカでよく交わされる言葉です。

 

直訳すれば「よい休日を!」でしょうが、年末の挨拶ですから、日本語でいう「よいお年を!」という感じです。

 

クリスマス、元旦を含めての休日に幸あれ、というわけですね。

 

この言葉、

昨年12月の海外視察の際、

アメリカでは本当に頻繁に聞いたものです。

 

でも、十数年前の訪米の際には、

年末の挨拶といえば

「メリークリスマス!」が普通でした。

あるいはそこに「ハッピーニューイヤー!」

を加えたもの。

 

今回アメリカで

「メリークリスマス!」

という挨拶を聞いたことはほとんどありませんでした。

 

「メリークリスマス(Merry Christmas)」

の代わりの、

「ハッピーホリデーズ(Happy Holidays)」。

 

この言葉は、まさに「アメリカだからこそ」

普及した常套句です。

 

さまざまなバックボーンを持つ人が集まるアメリカ。

当然のことながら、信仰する宗教も人それぞれ。

英語圏だからといって、みんなが「キリスト教信者」

なわけではありません。

 

日本ではもはや宗教的要素は感じられなく、

国民的なイベントとなっていますが、

そもそもクリスマスは、キリスト教の宗教行事。

 

そんななかで、誰にでも一様に

「メリークリスマス!」というのは、

いささか無神経、というわけです。

 

そこで、どんな相手にも適用できる「ハッピーホリデーズ」が今や主流となっているのです。

 

「(相手に対する)細やかな配慮」は、アメリカ人よりも日本人のほうが得意……

などと思われがちですが、こと「宗教」に関しては、やはりさまざまな人種が集まるアメリカが先を行っている感じがします。

 

さまざまな人種が集まる……。

 

そう、これは将来の日本も同様です。

 

人口減少化によって日本のビジネス界は

深刻な「働き手不足」になる。

 

今後は外国人の働き手を受け入れることは必須。

 

このことはもはや確実な「予定」といえるでしょう。

 

さまざまなバックボーンを持った人々に対して、誰にでも通用する「言葉」を使うこと、あるいはそういった言葉を作り出すことは、各企業の課題といえます。

 

もちろんこれは「外国人」に限った問題ではなく、私たちは今後、年齢や性別等、さまざまな属性の働き手とともにビジネスを展開していかなければならないのです。

 

そのとき、あなたの会社には、誰にでも通用する言葉、仕組み、ルールがあるでしょうか?

 

「これまではそうしてきたんだから」

「日本ではそれが常識だろう」

 

そんな言葉が通用しない時代は、

もう始まっているのです。

 

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