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マニュアルの姿は時代とともに変わる

スタッフの属性が多様化し、「働き方改革」で生産性、効率化が求められるなか、「仕事の標準化」はすべての企業の課題でしょう。

 

その際の「ツール」として重視されるのが、「マニュアル」や「チェックリスト」です。

 

前回のメルマガでは、「マニュアルは使われてこそ意味がある」といった、一見当たり前のお話をしました。

 

しかし、これこそが多くの企業が抱える問題です。

マニュアルが使われない…「定着」しないわけです。

 

「さんざん時間をかけて文字量の多い詳細なマニュアルを作り上げたのに、スタッフは読もうともしない。

 

みんな自分のデスクに置きっ放しですよ」

 

と苦笑いする経営者もいました。

 

マニュアルの導入における「単純なミス」が、この経営者の言葉の中にあります。

 

それは……。

 

文字量の多い(マニュアル)である、ということ。

 

文字量が多く、ページ数も多いマニュアルは、確かに作成する側としては、満足度が高いでしょう。

 

しかし、「使う側」にとっては?

 

「いちいち文字を読むのが大変」

「ページをめくるのが面倒」

 

……これが現実なのです。

 

とくに20代~30代の若手は、読書の習慣があまり無いものです。

「若者の活字離れ」は、良い悪いの問題ではなく、現代社会の姿なのです。

 

若い層に限らず、今、多くの人が目にするのはネットの情報,SNSの「短い文」です。

 

ビジネス書もかつてのように文字がびっしり埋まったものより、「漫画でわかる」「イラストが豊富」というものが主流になっています。

 

「細かく書かれたことは誰も読まない」

 

マニュアルの作り手は、この事実は認識しなければなりません。

「マニュアル=文字」という思い込みは捨て、漫画やイラスト、あるいは動画を使ったマニュアルも検討するべきです。

 

実際にそのようなマニュアルを導入している企業は、

いくつも出てきています。

 

時代によって、世代によって、ツールは変わるのです。

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