「自分ではよくやったつもりだけど、 結果がついてこない…」
あなたにもそんな経験がないでしょうか。
仕事で、あるいは学生時代の勉強やスポーツなどで、自分では十分作業に取り組んだつもり、しっかり練習したつもりなのだけど、うまくいかなかった…。
この「(自分では)やったつもり」、行動科学マネジメントにおける典型的なNGワードです。
なぜなら、「十分にやった」には、
〝何を、どれだけやったことをいうのか?〟
という具体性が皆無であり、「(やった)つもり」もまた、実際に行動が起きたかどうかがわからないからです。
数値化できて、それを計測することができなければ、それは行動とはいえず、結果に結びつくための望ましい行動がなければ、良い結果が生まれるはずはありません。
スタッフが各々認識する「やったつもり」これは企業にとっては、とても危険なものです。
「安全確認? やったつもりですが」
「ルールの遵守? できているつもりですが?」
「上司への報告? したつもりですが?」
これはちょっとした業務のミスのみならず、企業の存続に関わるような大きな事故の要因になるかもしれません。
「やったつもり」を徹底排除するには、スタッフ個人の態度や認識を変えようとするのではなく、職場に「仕組み」を作る必要があります。
そう、「観察」と「チェック(計測・確認)」です。
各人の行動は第三者が確認し、チェックするということ、
これが最もわかりやすい「仕組み作り」の例です。
このメルマガでも何度もお話ししているように、組織を形成するスタッフの属性が多様化するこれからの時代、マネジメントに「仕組み」を取り入れることは、企業にとって最も重要な案件だと考えます。