■もうすぐ冬のボーナスですね。
と連動して「会社を辞めたい」と悩む人が増えるのも
この時期なんですよね。
■長期にわたり考え抜いた人は別として、
単に感情的な理由で「もういやだ! 辞めたい」
と思っている人も多いはず。
でも、それで辞めてしまっては、
正直、もったいないです。
そんな人たちに向けて、
以前書いたのが
『会社を辞めるのは、“あと1年”待ちなさい!』(マガジンハウス)
自分の本のことを書くのは何なのですが、
旬の時期なので、今回ちょっとふれてみます。
■拙著は、会社を辞めたいと思っても、
すぐには決断せず、あと1年だけがんばって、
1年後に結論を出すという
続職(ぞくしょく)メソッドをまとめたもの。
■当たり前ですが、
転職や起業をしたとしても、
やりがいがあって満足できるなんて
何の保証もありません。
だったら、
あえて1年という期限付きで、
積極的に今の仕事に取り組んでみる。
すると、大抵の場合、結果が出るので、
自分を取り巻く環境も変わります。
辞める辞めないの決断は、
そのときにしても決して遅くないですよ、
というものです。
■昨日よりも今日、今日よりも明日、
工夫をしながら毎日少しずつでも
成長することを目標に、
1年間、現在の仕事の生産性を上げた後、
転職してもいいし、起業してもいいし、
もちろん、続けてもいい。
どれを選んだとしても、
今の状況とは必ず世界が違っているはずです。
■今日からの1年間の過ごし方が、
今後の人生の「筋道」を決める――1年後に
辞める(かも)と決めれば、
残業せず時間内に結果を出し、
その分で得た時間に勉強して知識や人脈を増やし、
相乗効果で仕事の成果が上がる、
など集中するようになります。
辞めたいと思っている人に限らず、
多くのビジネスパーソンの方々も効果があると思います。
ぜひ取り入れてみてください。
P.S.
『教える技術』(かんき出版)
が、TSUTAYAビジネス書年間ランキング4位になりました!
ありがとうございます。
2011年6月に出してから、
コツコツと売れ続け、
おかげさまで息の長い本になりつつあります。
これからも多くの人に使える教科書として
読んでもらえたらうれしいです。