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行動科学に基づいた驚異の「復習継続法」

行動科学に基づいた驚異の「復習継続法」

著者石田淳、長野雅弘
出版日2014/8/9
出版社パンローリング株式会社
ページ数165ページ

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【内容紹介】

一般的な解釈として、「勉強ができない人=頭が悪い人」という等式が成り立っています。しかし、実際はそんなことはありません。勉強ができる・できないは、頭の善し悪しではなく、単純に「勉強のやり方を知らない」だけなのです。
ということは、勉強のやり方さえわかれば、頭が良くなる(=成績が上がる)という話なりますが、実はもうひとつ、「勉強ができる・できない」を考えるときに知っておかないといけないことがあります。それは「勉強やり方がわかったとしても、それを続ける方法も知らないと、結局のところ、成績が伸びない」というものです。
大事なのは、勉強のやり方と続け方。この2つをマスターすることなのです。

■「復習継続法」は“ある学校”で劇的な効果のあった勉強法です
「復習継続法」とは、その名のとおり、「復習」を基本スタイルにしたものです。1日の授業で習ったことをその日のうちに振り返り、つまずいたところを徹底的に反復して学習し直します。
特徴は、行動科学に基づいて「復習」という作業を細分化しているところにあります。「今、どういう行動をすべきか(何をすべきか)」「どういう順番で復習していくのか」がひと目でわかるような仕組みにしているため、誰もが迷うことなく復習に取り掛かれます。
そのうえで、「復習」を毎日継続できるようにするための支援ツールも用意しています。「継続させる」ことに重点を置いている点がポイントです。

特筆すべきは、「実際に効果があった」と証明されているところです。茨城県にある取手聖徳女子中学校・高等学校では、この復習継続法を取り入れています。この学校では、ほぼすべての生徒の学力が上がっています。例えば、偏差値の伸びでいうと、入学当初(高校1年生4月時点)の全生徒(特別進学コース)の平均偏差値は51・9でしたが、それから約1年半が経過した高校2年生の9月には平均偏差値が57・5まで大きく伸びています。
特別なことは何もしていません。ただ、復習継続法を取り入れ、日々、実践しているだけなのです。

■「行動」を重視した勉強法だからこそ、皆に通用する
勉強法というと、一般的には「●●をやりなさい」というものが多いと思います。それ自体は問題なく、勘の良い人なら、すぐにその手法をマスターすることができるでしょう。
しかし、誰にでもできるかというと、そこにはやはり疑問符が付きます。なぜなら、「今、どういう行動をすべきか」を、明確に、細分化して、誰にでもわかるように提示しないといけないからです。
復習継続法が結果を出している理由は、まさに“ここ”にあります。「復習」という学習スタイルを進めるにあたって、「どういう行動をすべきか」「どういう行動を積み重ねていくべきか」を、具体的に示すことができたこと、さらに、復習という地道な作業を毎日継続して行うために「どういう行動を取っていくべきか」についても同時に示してあげられたことが学力向上につながっているのです。


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