こんにちは、石田淳です。
人口減少による人材不足で
注目を集めているワードがあります。
それが……。
「プレイングマネジャー」です。
「マネジャーの役割とは、部下に成果を挙げさせること」
このメルマガでも幾度かお話ししていることです。
突き詰めていえば、マネジャーの仕事とは、このことに尽きます。
しかし、中にはマネジャーの存在意義を勘違いしている人も……。
「部下の仕事を管理すること」
「部下の成長を後押しすること」
「部下のモチベーションを高めること」
「部下に仕事のイロハを叩き込むこと」
こうしたことをやるのが、
マネジャーなんだと信じているのです。
しかし、これらはマネジャーの存在意義とは、なんら関係がありません。
誤解を恐れずにあえて極端な言い方をさせていただければ……。
各人のスケジュールを完璧に把握して部下の仕事を管理しても、それで部下が成果を挙げることができなければ、まったく無駄な作業です。
ビジネスやプライベートの悩みを訊いて的確なアドバイスをして人間的成長を後押ししても、それで部下が成果を挙げることができなければ、マネジャーとしては失格です。
叱咤激励や飲みニケーションで相手のモチベーションを高めたつもりでも、実際にモチベーションが高まったかは端からはわからないものです。
また、モチベーションは高いだろうけれどそれが成果に結びつかないのであれば、意味が無いでしょう。
部下に伝える仕事のイロハ……。それは本当に成果に結びつく最良のものでしょうか?
現代のマネジャーには、
「無駄なこと」「意味が無いこと」をしている時間はありません。
なぜなら「自分のこと」もやらなければならないから。
そう、人材不足の時代には、多くのマネジャーが「自分でも成果(売上)を挙げる」
プレイングマネジャーでなければならないのです。
もちろん私が考えるビジネスにおいては、プレイヤーは売上を上げることに徹するプロであり、マネジャーはマネジメントのプロ、というかたちが一番望ましいものです。
しかし現実的には、マネジャー自身も売上を挙げなければならない、というのが実情。
それを改善するには、現場にマネジメントの「しくみ」が必要なのです。
4月に行われる「営業力底上げ」のセミナーは、まさにこの課題について触れるものです。
いってみれば、「部下に成果を挙げさせるための」しくみづくり。
マネジャーの「真の役割」の果たし方について、詳しくお話しさせていただきます。