こんにちは、石田淳です。
「今の時代ならではの〝ミスの種〟」
そう言われれば、まず思い当たるのが「AIの出力の『鵜呑み』や『確認の怠り』。
このことに関しては、このメルマガでもたびたびお話ししてきました。
また、近日発売となる『無くならないミスの無くし方【決定版】』(日本経済新聞出版刊)でも、文庫化に際して詳しく言及していますので、あらためてご一読いただければと思います。
その他にも、時代背景を反映した「ミスの種」はいくつか存在します。
今回取り上げたい時代背景、それは「高齢化社会」。
自分より年上の先輩、もっと言えばかつて上司だった人物が自分の部下となる。そんなことはあらゆる業界で当たり前の事象となっています。
いくらドライに割り切ろうとしても、年下が年上に指示を出す、年下が年上にものを教えるということには感情的な〝遠慮〟が出てしまう……。その気持ちは、おわかりいただけるかと思います。それが日本社会なのです。
しかしその結果として、相手(年上部下)の行動をコントロールすることができなくなる。高齢者である年上上司のミスが発生してしまうわけです。
よくありがちな話かもしれませんが、かつては上司として頼っていた相手がミスを犯してしまい、叱責(ペナルティ)も与えなければならないというありさまは実に切ないことでもあります。
「職場に安全行動を定着させる」というBBS((Behavior Based Safety)=組織行動セーフティマネジメントの目指すところは、こうした感情的(あるいは個人的)な事情を排し「組織全体を変える」ことにあります。
これからも変わることのない「高齢化社会」。
ぜひ文庫化された【決定版】でミスのない職場づくりのヒントをつかんでください。
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■「価値観」は多様化されているから
多様化された価値観。よく耳にする言葉です。
物事の「善悪」も、人によってさまざま。
何が「正しい行動なのか」はリーダー、マネジャーが明確にルール化しなければなりません。