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「ビジネスの常識」が変わってゆく

こんにちは、石田淳です。

 

前回まで3回にわたって「人が何を欲して仕事をするのかは十人十色」というお話をしてきました。

 

かつての高度経済成長期。ほとんどのビジネスパーソンが「昇給したい」「出世したい」ということを望んでいたでしょう。

 

「仕事を頑張れば頑張っただけ、その願いに近づける」ということが明確な時代だったのです。

 

しかし今の若い世代は、昇給や出世のためだけに仕事をするとは限りません。

 

「お金は〝ある程度〟もらえればいい。それ以上を望んで人生を仕事に捧げるのはごめんだ」「出世をしたからといってそれが何なんだろう。上司を見ていても、とても幸せだとは思えない」

 

そんな思いを抱くことは、特別なことではありません。

 

「何を求めて仕事をするか?」そこにはお手本となる答えはなく、まさに「それは人それぞれだろう」ということが今の常識なわけです。

 

私たちのいう「ビジネスの常識」も時代とともに変わりゆくものです。

 

「昇給したいのが常識」「出世を望むのが常識」

 

上司はこうした古い考え方から今すぐに逃れなければなりません。

 

そして同時に、「今はそれが常識となっている」風潮も知る必要があります。

 

「若い世代は、入社したと同時に『転職』のことも視野に入れている」

 

すべての人がそうだということはありませんが、このかつては「そんな非常識な」と思われていたことが今は当たり前のことになっています。

 

考えたくもないことかもしれませんが、人の上に立つリーダー、マネジャーはこうした風潮が当たり前になっているという事実から目を背けてはいけません。

 

次回、この問題について深掘りしていきましょう。

 

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