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部下の価値観はいつだって十人十色②

こんにちは、石田淳です。

 

「仕事を好きになれば、パフォーマンスが上がる」。

 

そう言われる理由は、行動科学的にいう「行動自発率」の向上によるものです。

 

簡単に言ってしまえば、「やりたくてやる」行動=好きな仕事は、行動の立ち上がりも早く、一方「仕方なくやる」仕事は、行動の立ち上がりも遅い。つまり「なかなか動かない」ということです。

 

これが「成果を上げる人・上げない人」の大きな違いであり、行動科学マネジメントが目指すのはいかに人材の行動自発率をアップさせるか、すなわち「自ら動く人材」を作るということです。

 

これは人間の行動原理ですから、大人であるビジネスパーソンに限った話ではありません。

 

「人に言われなくても自分から進んで勉強する」

 

多くの親が望むそんな子どもの姿も、要は行動自発率をアップさせることで成り立つのです。

 

ではこのとき、前回も触れたように

「仕事の楽しさを説く」

「勉強の面白さを説く」

という精神的アプローチで、相手が行動自発率をアップさせるかといえば、そういうわけではありません。

 

「仕事を、勉強を好きになる」

「だから自ら進んで行動する」

 

これは理想のゴールであり、そのためには、当たり前のことですが「行動を発生させる」「行動を継続させる」ためのマネジメントが必要になります。

 

仕事の楽しさをいくら語ったところで、人は行動を繰り返すわけではない。

 

残念ながら、それが現実なのです。

 

では、行動を発生させ、継続させるためには何をコントロールするべきか?

 

そこに大きく関わってくるのが、相手の「価値観」です。

 

次回、具体的にお話ししたいと思います。

 

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