こんにちは、石田淳です。
「『やりたいことをやる』ための具体的な計画(づくり)はとても楽しい」
前回、そんなお話をいたしました。
「やりたいことをやる」
そのために効率的なスケジューリングをし、〝ちょっとずつ〟目標に近づくためのスモールゴールを設定する。
何度も繰り返しますが、これはとても「楽しいこと」であり、大げさに言えばそれが、「エネルギッシュに生きる活力」となるのです。
そのためのファーストステップとしての「やりたいことリスト」づくり。
その表裏の「裏」的にぜひやっていただきたいのが「やらないことリスト」づくりです。
「やらないこと=やらなくていいこと」を具体化させる……。
これは拙著『教える技術』でも紹介している「劣後順位」というものです。
『教える技術』では、ビジネス現場を例にとり解説していますが、もちろんこの人間の行動原理に基づいたメソッドはプライベート……「やりたいことをやる」ためにもとても有効です。
「やらないことは、やらない」
この決断も、「やりたいことをやる」ためには必要なプロセスです。
「何でもかんでも自分でやる」
「人に任せるのは苦手」
私の知り合いでも、仕事においてそんな傾向の人は、プライベートでも同じようにあれこれと抱え込む人が多いようです。
「やらなければならないこと(have to)が多すぎて、やりたいこと(want to)ができない」
これは実にもったいないことです。
ビジネスにおいて、プライベートにおいて「自分でやらなくてもいいこと」はたくさんあるはず。
ぜひ一度、それらをリストアップし、「やらなくていい順番」をつけてみてください。
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■石田淳 著作紹介71
行動科学の理論に基づいた「教える技術」はセルフマネジメントにおいてももちろん効果的です。今回お話しした「劣後順位」のノウハウもわかりやすく紹介しています。