こんにちは。石田淳です。
日経ビジネスオンラインに「上司を疲弊させる『この仕事は私にしかできない』という勘違い」という記事が掲載されました。
おかげさまで人気記事ランキングにも入り、好評をいただいています。
以前このメルマガで「マネジャーは自分の仕事を〝捨てる〟ことをしなければならない」というお話をしました。
しかしながら、「部下に仕事を任せてしまうことには躊躇してしまう」という上司が大勢いることは事実です。
私の知り合いの編集者でも
「人に任せる……そっちのほうが手間がかかりますよ」
「だって、自分の仕事を全部教えなければならないんですから」
「だったら最初から自分でやったほうが早いですよ」
などと言う人がいます。
プレイヤーとしてはそれで良いのかもしれませんが、マネジャーとしては……。
このやり方で部下が育つとは思えませんよね。
「人に(仕事を)任せる」
実はこのことにはそれ相応の技術が必要となります。
「人の『背中』を見て仕事を覚えろ」という前時代的な価値観。
言い方は悪いかもしれませんが、これは「任せる」「教える」という作業を排した自分本位のマネジメントということになります。
「自分がやらなくてもいい仕事」
まずは上司自らがそれらをピックアップし、積極的に部下に任せることで、上司、部下双方が「次のステップ」へと
進めるのではないでしょうか。
部下に仕事を任せる際の一番のポイントは「(相手に)100%を求めない」ということです。
仕事に「慣れる」という段階を与えてあげることを決して忘れてはなりません。
〝人に仕事を任せる技術〟の詳しいノウハウに関しては、ぜひ日経ビジネスオンラインの記事をご一読ください!
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■石田淳 著作紹介21
2011年刊行のベスト&ロングセラー『教える技術』のマンガ版。衣料品店店長の主人公が部下の扱いに手を焼きながらも行動科学マネジメントのノウハウを知って成長していくというストーリーで、わかりやすく「教える技術」を紹介しています。