こんにちは。石田淳です。
行動科学マネジメントがビジネスの現場のみならず、子どもたちへの教育の分野でも有効に使われているということは多くの人が知るところです。
日本の教育機関でも行動科学マネジメントの手法を用いて、学習指導を行っているところは年々増加しています。
「子どもが自ら進んで勉強をするようになる」
「勉強を『習慣』として行うようになる」
これは教師や親にとって非常に興味深いテーマであり、切実なる〝願い〟ともいえるものでしょう。
これを子どもの「気持ち」だとか「やる気」に頼らず、行動を「発生しやすく」することでかなえるのが行動科学のアプローチです。
おわかりのように、人が行動を発生させるメカニズムは大人も子どもも一緒のこと。
そして、人がものごとをできない、続けられない理由は「『やり方』『続け方』を知らないから」。
これも大人と子どもに変わりはありません。
「うちの子は『やればできる』子なんだけど、とにかく勉強が嫌いで……」
「もう少し『やる気を持ってくれないか』と願っているんですけどね……」
教育関係のビジネスでは、そういった親御さんの声をよく聞きます。
親御さんだけでなく、教育の「プロ」である学校の先生からも、そんな声が上がることも。
「やればできるはず」
「やる気を出してくれればいい」
その思いはよくわかりますが、相手(子ども)の内面ではなく、まず「行動を変えてあげる」ことを目指すというアプローチを試してみてはいかがでしょう。
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■石田淳 著作紹介15
『気づいたらうちの子…勉強してる! 行動科学で勉強習慣をつける』大和書房 2019年刊
行動科学マネジメントのノウハウを子どもの「勉強」に当てはめた一冊。「子どもが自発的に勉強するようになる」「勉強習慣を身に着けることができる」ことを目的とし、実際に「成績がアップした」という声を多くいただいています。