こんにちは。石田淳です。
拙著『もう一度、学ぶ技術』(日経ビジネス人文庫)に「自分も何か新しいコトを学んでみようと思った」「老後の人生も楽しめそう」など、うれしい感想を多数いただいています。
何が起こるかわからない時代……。
不安も多々ありますが、こうした変化の激しい時代に「新たなコトを学ぶ」という姿勢があれば逆に、その変化を〝楽しむ〟こともできます。
どんな職種、どんな立場の人でも「リスキリング」はいつまでも楽しい人生を過ごすために必須な習慣でしょう。
そして、人生の後半を迎えるにあたっては、これまでの古い価値観をもう一度見直すことも大切だと思います。
たとえばかつては「定年で退職したら、退職金と年金で悠々自適に暮らす」ということが、代表的な「老後モデル」でした。
しかし今、そうした「老後の資金」がまったく不安定なものであることは誰の目にも明らかです。
「人生100年時代」は、厳しい言い方をすれば「(生きるために)いつまでも働き続けなければならない時代」ということです。
もちろん、これまで培ってきたビジネススキルは大事な武器になるでしょう。しかし「それだけで」働き続けられるかといえばそうはいきません。
「いつまでも働き続けなければならない」
こういうと悲壮感がありますが、前述のように「変化を〝楽しむ〟」という姿勢があれば、いつまでも働くということは決してしんどいことではありません。
「チャレンジして達成感、自己効力感を得られたら、それが次の行動を後押しする」
この行動科学マネジメントの原理は年齢を問うものではありません。
変化の時代に「新しいコト」にチャレンジして、エネルギッシュな人生を過ごしましょう。