こんにちは、石田淳です。
先日、長年続く講座、日経ビジネス「課長塾」の講師を務めさせていただきました。
この講座も今回で188期。2009年のスタート時にはまさに〝新米マネジャー〟だった方も、今は立派なリーダーとなり、次世代のリーダー候補にこの講座を強くすすめていただけるというケースも見られます。
「働く人の価値観、常識は様変わりする」
前回、このメルマガでそんなお話をいたしました。
これは「今が特別」ということではなく、どんな時代においても、人の常識というものは決まったひとつのかたちはない、ということです。
2009年当時であっても「最近の若手はどうも話が通じない」などといった声は、マネジャーからよく聞こえたものです。
もちろん、時代によっても、あるいはそれぞれの状況によっても上司の「悩みのタネ」はさまざまです。
ただ、私が課長塾でお伝えしている内容は、多少の応用(事例の適用など)はあるにせよ、開始当時から大きく変わるものではありません。
「人間の行動原理は変わらない」
行動科学マネジメントは、そうしたバックボーンの上に成り立つマネジメントスキルだからです。
どんな時代の、マネジメントにおけるどんな悩み事にもまず「なぜ、人は行動を起こすのか?」「なぜ、人は行動を繰り返すのか?」にフォーカスする。この原則は、何年経っても変わるものではありません。
「今の時代はこんなマネジメントを」
「これからの時代はこんなマネジメントを」
そうやって時流を見ていく前に、拠り所となる「人の行動」について学ぶ。その必要性を感じていただけていること、そして実際にビジネス現場での成果を感じ、上司としての成長を実感していただけたことで、当講座はおかげさまで長年の人気講座となっています。
人を育て、成果を挙げてもらうことの楽しさ、喜び。
これからも多くの人に知っていただきたいと思っています。
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■石田淳 著作紹介78
「課長職」にフォーカスし、「ほめる」「教える」「辞めさせない」などの技術を行動科学に基づき解説。「部下を育成することの喜び」を本書でも感じていただけるはずです。