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「終活」の認識を変える

こんにちは、石田淳です。

 

『一〇〇歳時代の人生マネジメント』

 

これは2017年に刊行された拙著のタイトルです。

 

平均寿命が伸びた社会においてそれだけ長くなった「老後」をどう生き抜くのか、ということをテーマとし、マネーの問題、健康の問題、メンタルの問題などを行動科学マネジメントを切り口として紐解いたものです。

 

不安定な経済状況の社会で「働けない人材」として生きていくのはそれは大変なことでしょう。この本でもその大変な状況への対応策の数々を主に「セルフマネジメントの手法」として紹介しています。

 

ただし……。「人生100年時代」とはいえど、人はいつ死を迎えるかわかりません。

 

考えてみれば当たり前のことなのですが、事故や病死、あるいは予期せぬ災害などで昨日まで普通に生活していた人間が急に命を落としてしまうというのが人間の宿命でもあるのです。

 

このことについてはこの本でも『「終活」の認識を変えよう』という見出しでお話ししています。

 

つまり、「自分はまだ若いから大丈夫」「時期が来たら終活のことを考えよう」という認識は変えたほうが良い、ということ。

 

厳しい言い方をすれば「自分が死んだ時のことを考えるなんて嫌だね」「まあ、自分は85歳くらいまで生きるんじゃないかな」などと考えていることは、都合の良い「思い込み」、「認知のゆがみ」ともいえるのではないか、ということです。

 

資産の遺し方、経営者であれば会社の遺し方、家族への指示やメッセージ、それらをまとめた遺言状の準備など、終活には「やらなくてはならないこと」が山ほどあります。

 

それに〝着手する〟ことに「嫌だから」「まだ大丈夫だろう」とは言っていられないということです。

 

何だかネガティブな話に感じられるかもしれませんが、これもまた「セルフマネジメント」のひとつであることは間違いないのです。

 

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■石田淳 著作紹介69

『一〇〇歳時代の人生マネジメント』
祥伝社 2017年刊

残念ながら、「自分がいつまで生きるか」は、自分で設定することはできません。本書は、平均寿命が伸び、「引退などできずに働き続けなければならない」というケースを想定した「人生マネジメント」に言及した一冊です。

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