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安全管理マネジメントの実践⑤

こんにちは、石田淳です。

 

「ヒヤリ・ハット」という言葉はご存じでしょうか。

 

文字どおり、作業において「ヒヤリ」としたり「ハッとしたり」という小さな事象のことです。

 

たとえば工場作業において工具を〝落としそうになった〟。車両の運転の業務においてブレーキが遅れてヒヤっとした。

 

大きな事故とは言えない、日常でよく発生するミスは多々あります。

 

そしてこうした小さなミスこそが重大な事故の背景にある、ということがアメリカの損保会社の技師・ハインリッヒが発表した「ハインリッヒの法則」でも明かされています。

 

「どんな小さなミスでも(それが大きな過失につながる可能性があるから)すぐに報告するように」

 

ハインリッヒの法則を踏まえ、職場の安全への取り組みとして「『ヒヤリ・ハット』の報告」を徹底させようとする企業が多いものです。

 

しかし、マネジャーの思いに反し、ヒヤリ・ハットの報告が全然上がってこない、という職場も多いのです。

 

その理由は、行動科学的にいえば「(ヒヤリ・ハットの報告という)行動の結果にメリットを感じられないから」です。

 

「どんなことでも報告を」としているにもかかわらず、ミスの報告をしたらその場で叱責される……。

 

こうしたことの積み重ねによって、部下は「報告してもデメリットが待っているだけ」ということを学習してしまいます。

 

結果、職場には「報告をしない=責任回避の文化」が出来上がってしまうのです。

 

たとえ「ヒヤリ・ハットを報告することは評価の対象となる」と明言していたとしても、それが会社側の建前になっている、というケースも多々あります。

 

先ほど「(責任回避の)文化」という言葉を遣いましたが、BBSの目指すところは、言ってみれば「文化作り」「風土作り」です。

 

「何でも報告することが称賛に値するという文化」

 

それを職場に作り上げることが、この安全管理マネジメントの真骨頂なのです。

 

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