こんにちは、石田淳です。
先週発売となった新刊『【新版】教える技術』では、現在のビジネス現場で特に問題となっているようなビジネスの新しい潮流についても触れています。
具体的なトピックについてはぜひ本書でご確認いただきたいのですが、それら「(かつてとは)変わったこと」をあえて端的にまとめてみれば、それは「(部下との)コミュニケーションのあり方」といえるかもしれません。「教えること」「教えられること」はまさに人と人とのコミュニケーションです。
「職場での部下との関係性がよくなった」
実はこうした感想(効果)も、本シリーズに多く寄せられてきたものです。
行動科学マネジメントというと、何だか非常にクールなイメージがあり人材をメカニカルにコントロールして思い通りに動かす……なんて想像する方もいらっしゃるかもしれません。
しかしそれは大きな誤解です。
「相手の『行動』に着目し、『内面』は重視しない」
これは逆にいえば、人の内面の問題にズカズカと踏み込んであろうことかそれを「変えよう」(相手を思ってかもしれませんが)などという行いを否定するということ。
相手を「尊重」することこそが、行動科学マネジメントの姿なのです。
「現在のビジネス現場で特に問題となっている」こと……。さまざまなハラスメントの問題などは、まさにここにつながるものです。
「コミュニケーションのあり方」に話を戻せば、人間の行動原理に則ったコミュニケーションではポイントとなるものはどんな時代でも同じです。
【新版】では、新たなシチュエーションでの対人コミュニケーションの「基本」をあらためて紹介しています。
「部下との付き合い方が難しい時代になった」
そうお嘆きの方もいらっしゃるかもしれませんが、基本となること、ハズしてはならないことはずっと変わらないのです。
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■石田淳 著作紹介41
人口減少による働き手不足の今、外国人の採用に目を向けるのは当然のこと。しかし「どのように(仕事を)教えればいいかわからない」「どう付き合えばいいのかわからない」という人も多いはずです。本書は文化、言語など異なったバックボーンを持つ人材への効果的な「教え方」にスポットを当てた一冊です。