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「部下との信頼関係構築」という仕事

こんにちは、石田淳です。

 

「(部下との)信頼関係構築は、精神論、道徳論ではない」

 

前回、AIには任せられないマネジャーの仕事として信頼関係構築についてそう触れました。

 

「部下が上司を信頼する」

「上司が部下を信頼する」

 

このことが具体的に何を指すかといえば、それは「何でも話せる」ことであり、「何でも頼れる」ことといえるでしょう。この文化がある職場が、いわゆる「『心理的安全性』のある職場」というわけです。

 

そして、文化をつくるのが、マネジャーの仕事。

 

まずマネジャー自身が「何でも話し、何でも聴き、そして何でも任せる」といった姿勢を持つことが大切です。

 

あらためてお話ししますが、だからこそ以前からお伝えしている「上司が部下に仕事を任せられず、何でも自分でやろうとしてしまう」という最近よく聞く問題は、実は根の深いものなのです。

 

では、そうした文化をつくるうえでのマネジャーが具体的にとるべき「行動」とは何でしょう?

 

そう、何度かこのメルマガでもお伝えしているように、それは「積極回数を増加させること」です。

 

信頼関係構築のために必要なのは、部下と上司の職場でのコミュニケーション。

 

そしてそれは、「深さ」や「濃さ」を重視するものではありません。

 

簡単に言ってしまえば、「毎日欠かさず、相手に声をかけているか?」が大きなポイントなのです。

 

もちろんこれは、リモートワークにおいても同様。

 

そして、接触回数の多さによって信頼関係が構築されるという図式は、どんな時代背景においても変わるものではありません。

 

ですから、たとえAIがさまざまな問題を解決する時代でも「上司(マネジャー)が部下に声をかける」という簡単な行動は、決して無くしてはならないのです。

 

「部下からの信頼に足る優れた上司になろう」

 

そう気負う前に、まずは部下に「毎日声をかける」ことを実践してみてください。

 

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■石田淳 著作紹介36

『1分ミーティング』 すばる舎 2019年刊

職場での信頼関係構築のために不可欠な「日々のコミュニケーション」を、「1分間のミーティング」というスキルに落し込み、その効果的な実践方法を紹介した一冊。「定期的な面談に無駄な労力を使わなくなった」「部下からの相談が増えた」といった声をいくつもいただいています。

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