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若い世代が見ているものとは?

こんにちは。石田です。

 

前回、「自分から声をかけることをしない上司」のお話をしたところ、「自分の職場にもそういう風潮があった」といった感想を多数いただきました。

 

「若い新入社員が積極的に絡んでこない」

「何か相談事があっても抱え込んでいる」

「話をしていても声が小さい」

「挨拶をしない」

 

などなど、今の若い世代に対して年輩のビジネスパーソンが不満に思っていることは多々あるようです。

 

しかし、多くの人が重要な事実を見逃しているように感じます。

 

それは「若い人は、こちらを見ている」ということ。

 

「近頃の若い世代は……」と年輩社員が嘆くように、相手も「近頃の年輩社員は……」と、ベテランの行動を見てさまざまな感想を持っているわけです。

 

つまり、悪い意味で「上司の背中を見て育つ」ということ。

 

「挨拶をしない」

「積極的に会話をしない」

 

新しい職場に緊張を持っている若手社員。

 

それなのに「話しかけるのは部下から」と上司が勝手な常識を持っているなら、状況はいつまで経ってもそのままです。

 

別に口うるさく、しつこくするわけではありません。

 

1日1分でもいいので、相手に何か困り事はないか?何かでつまずいていないかを確認する。

 

そうして「自分のほうからアプローチする」ことによって、相手は「どんな行動が望ましいのか」を学習していくでしょう。

 

当然これは「社員と打ち解けよう」「好かれよう」という精神的な話ではありません。

 

「職場コミュニケーションは接触の頻度が大切」という考えのもとの科学的なマネジメント手法なのです。

 

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