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「認知のゆがみ」がマネジメントを邪魔する

こんにちは。石田です。

「もういい歳だから、新たな習慣づくりはうまくいかないだろう」

「もう年輩なのだから、これから○○を始めても遅すぎる」

前回までお話ししてきたように、人は根拠のない「思い込み」にとらわれることが多いものです。

こうした思い込み=認知のゆがみは、ビジネスの現場においても存在するもの。

それこそ「自分は年輩なのだから」という思い込みから勝手に行動を制限してしまう。あるいは他者に対しても「あの人はああだから」「普通はこうだから」と単なる思い込みだけで人を見てしまいます。

たとえば、日常の挨拶ひとつとってもそういったことが起こるでしょう。

「挨拶は部下からするのが普通。自分から声をかけることなんて上司としてやるべきではない」

「今時そんな考え?」と思われる方も多いと思いますが、実際にそういう人はよく存在するのです。

ご存じのように行動科学マネジメントには「コミュニケーションは頻度が大事」という基本的な考え方があります。

日常でどれだけ職場のメンバーと会話をしているか?

たまに声をかける、ではなく毎日少しでもいいから声をかけているか?

そうしたことが重視され、コミュニケーションの回数が職場の信頼関係構築の元となるということです。

「上司である自分から声をかけるのは望ましいことではない」

「相手だって、いちいち声をかけられたくないだろう」

もしそう考えている方がいるなら、それは認知のゆがみかもしれません。

まずは「マネジメント手法」のひとつとしての、毎日の声かけを実践してみてください。

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