こんにちは。石田淳です。
「サルコペニア」「フレイル」という言葉を、最近さまざまなメディアで目にするようになりました。
サルコペニアとは、加齢による筋力、筋肉量の減少を意味するもの。
そしてフレイル(虚弱)とは、身体能力のみならず精神や生活面の衰えを意味するものです。
「人生100年時代」とはいえ、人は寿命が尽きるその時まで健康に過ごせるわけではありません。
自分で自分をコントロールできる状態の「健康寿命」は70代までで、その後は病気や心身の衰えを抱えたまま、過ごさなければならないとされています。
こうした老後から逃れ、少しでもクオリティ・オブ・ライフの高い生活を送るためには、やはり自己管理、健康への投資が必要です。
また、仕事を辞めてからの生活では、自らを管理する力=セルフマネジメント力が強く求められるでしょう。
ネットを開けば健康に関するさまざまな情報があふれていますが、その中から正しいもの、自分に本当に必要なものを選択する力をつけることも大切です。
何よりも、筋力の低下を防ぎ、いつまでも自分の身体を自分でコントロールするためには運動の習慣が必要なのです。
私自身も、老後を考える際に特に意識するのは、まずは自らの健康です。
「身体が資本」というとありふれた言葉のようですが、いつまでもエネルギッシュに働き続けるためにも、健康への意識を高めることはとても大切でしょう。
「健康投資」というと、単に「健康のためにお金を使う」と捉えられるかもしれません。
もちろんその必要もあるでしょうが、まずは「自ら新習慣を手に入れる」というアクションを起こすことが何よりも大事でしょう。
40代、50代の方は「エネルギッシュな70代を過ごす」ためにも、今すぐ運動習慣を始めることをおすすめします。
「いつまでも元気な身体」
それをつくるのは、自分自身の「習慣」です。
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■石田淳 著作紹介⑧
『もう一度、学ぶ技術』 日経ビジネス文庫 2022年刊
もう一度、学ぶ技術
ビジネススキルや資格試験のための知識、健康習慣など、「新たに学ぶ」ことを志す人に行動科学マネジメントに従った効果的な手法を紹介しています。学び直しが求められる時代に、ぜひ試してみたい「簡単なスキル」です。