こんにちは。石田淳です。
「経営者としての〝あり方〟を学ぶことができた」
「理念の大切さをあらためて知った」
行動科学マネジメントのセミナーは参加者の方からこういった感想がよく寄せられます。
「あり方」や「理念」……。
具体性のない言葉で、行動科学マネジメントにおいては重視する必要のない「内面」の話しでは?
そう思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、行動科学マネジメントは、経営者が「会社がどうあるべきか?」を考えることは極めて重要なことであるとします。
「経営者にとっての会社の〝あり方〟」
これがよく言われる「経営理念」「企業理念」というものです。そしてその具体的な姿が「ビジョン」であり、そこには目標売上額や成長率など具体的な数値目標が盛り込まれるべきです。
経営理念、企業理念はよく大手企業が公にしているものですが、もちろん中小企業にとっても必要。
会社が社会のなかでどのような役割を果たすのか?
何のためのビジネスをしているのか?
誰のためのビジネスをしているのか?
などが明確に示されていなければなりません。
それは面白い文章であったり美辞麗句である必要はなく、あくまでも経営者自身の思い、考えが謳われていればいいのです。
そしてここからが重要です。
「会社の姿」を社会に表わすのは、経営理念、企業理念の言葉そのものではありません。
そう、もうおわかりのように、会社の姿とは「社員一人ひとりの行動」です。
したがって、経営理念は行動して体現するためのものなのです。
「〝理念の具体化〟と習慣形成の考え方を深めていきたい」
セミナーにはそんな感想もいただきます。
「ウチの会社はこういう理念でやっているので、それに従った仕事をするように」
そう号令をかけたところで、誰もがその通りできるわけではありません。
理念を行動として具体化し、全社員に浸透、定着、習慣化させる。
これはマネジメントによって成し得るものなのです。