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評価基準は「行動」にフォーカスする

こんにちは。石田です。

 

生産性向上のためにはどういう状態になれば「生産性が上がったか」の指標を決め、さらに自社の業務を洗い出し、それらを標準化すること。

 

これが最初に行うべき取り組みだと、前回お話ししました。

 

もちろん、これらで自動的に生産性が向上するかといえばそううまくはいきません。

 

次に考えなければならない大切なファクター、それは「評価基準」です。

 

ごく簡単にいえば、「標準化された行動を取ることに対して評価をしているか?」ということ。

 

多くの中小企業の経営者はスタッフの仕事を評価する際に、その「結果」のみにフォーカスしがちです。

 

売上をどれだけアップさせたか?

顧客をどれだけ増やしたか?

などの、いわゆる「成績」ですね。

 

企業が利益を追求するのは当然ですから、結果はどうでもいい、というわけにはいきません。

 

しかし、もうおわかりのように結果のみを(会社側から)求められるのならば、そのプロセスは二の次でもいいじゃないか、と考えるのが人間です。

 

「結果を出すには自分なりのやり方でやるのが一番手っ取り早い」「今までそうして結果を出してきたのだから」

 

そう、結局は、生産性向上のため、組織全体の底上げのための「属人的な仕事のやり方からの脱却」が進まないのです。

 

曖昧な評価基準は良くない……。そう考えて「結果」のみを重視することは逆に考えれば「仕事のやり方」への評価を曖昧なものにしている、ということです。

 

とはいえ、これももうおわかりかと思いますが「仕事への姿勢」といった曖昧なものを評価基準の中心に据える、ということでもありません。

 

トップやマネジャーが見るべきはあくまでもスタッフの「行動」。

 

次回、さらに詳しくお話ししましょう。

 

 

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