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優秀なマネジャーが「見極めて」いるもの

こんにちは。石田です。

 

【A(Antecedent)先行条件】

行動を起こすきっかけ。行動する直前の環境

 

【B(Behavior)行動】

行為、発言、ふるまい

 

【C(Consequence)結果】

行動によってもたらされるもの。行動した直後の環境変化

 

行動のよってもたらされるものが〝メリット〟のあるものであれば、人は行動を繰り返す。

 

これが行動科学の「ABCモデル」であり人の行動にフォーカスしたマネジメントの基本概念だ、というお話を前回のメルマガでさせていただきました。

 

相手に「望ましい行動」を繰り返してもらい習慣として定着させるには、マネジャーが相手の望ましい行動の結果に

あえてメリットをつける、という工夫が必要なのです。

 

それが「セルフマネジメント」ならば、自分で自分の行動に対する「ごほうび」を設定するということですね。

 

このごほうび=動機付けに関してごく短絡的に考えてしまうマネジャーも多いものです。

 

「昇給」

「出世」

 

かつての日本のサラリーマン社会ではこの2つが仕事に対する大きな「ごほうび」となっていました。

 

「もっと仕事をすればもっと稼げるぞ」

「こうすれば課長になれるぞ」

 

上司は昇給のチャンス、出世のチャンスをちらつかせることで部下のモチベーションを高めようとしていたわけですね。

 

ところが今は、

「お金は二の次」

「面倒なことが多いから出世なんかしたくない」

 

という価値観も特に若い世代に広がっています。

 

「お客様に喜んでもらえること」

「周りのスタッフと協力して感謝されること」

「自分のつくりたい商品をつくること」

あるいは、

「プライベートの時間の充実」

といったことも、人によってはメリットのある結果、「ごほうび」となります。

 

優れたマネジャーは、メンバー一人ひとりが何を動機付けとして行動しているかを把握しているものです。

 

さらに優れたマネジャーは、常日頃からメンバーの誰もが喜ぶメリットを与えているものです。

 

次回、詳しくお話ししましょう。

 

 

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