こんにちは。石田淳です。
リモートワークが普及し、「出社」というこれまでの常識も大きく変わりました。
私の知る大手企業もいわゆる「営業所」を廃止することのより固定費の大幅削減を実現。
しかも売上はといえば、これまでと変わらずどころか、大きく伸ばすことができたというのです。
「企業活動はオフィスがなければできない」
などという考えは、もはや古いものですね。
そして、多くのビジネスパーソンが「自宅」を仕事場とし始めました。
リーダー・マネジャーとしてはオフィスでの直接の接触がないぶん、メンバー各自の進捗の確認や報告、連絡、相談、そしてメンバーを「承認」してあげることにこれまで以上に気を配らなければなりません。
しかしこれらのノウハウは、これまで多くの本で紹介してきた職場における「行動科学マネジメント」と基本は同じです。
心理関係を築き、曖昧な言葉を使わず具体性のある指示をし、スモールゴールを達成させ、行動の動機付けを与える……。
働き方のスタイルが変わっても、人が育つための原理は変わりません。
とはいえ、これからのビジネスパーソンにはさらに身につけなければならないスキルがあり、リーダー・マネジャーはそれを自分のメンバーに教えることも考える必要があるでしょう。
これからのビジネスパーソンが身につけるべきスキル、それは「セルフマネジメント」のスキルです。
自宅で1人で仕事をする……。
その際の時間管理は? 効率化のための施策は?
そして周りにいる家族との関係構築は?
働き方のスタイルが新しくなったことで、メンバー各自が「自分をマネジメントする」ということも求められるわけです。
しかし、読書の習慣があったり特別なきっかけがあったりした人でもなければ、
セルフマネジメントを学ぶ機会など、そうそうないものです。
学校でも、職場でも、「自分をマネジメントするノウハウ」など、教えてくれるものではありませんからね。
だから、リーダー・マネジャーであるあなたが率先してセルフマネジメントを実践し、そのやり方をメンバーに伝えていくことを考えなければならないのです。
セルフマネジメントに関する知識、情報もこれからさまざまなメディアで公開していくつもりです。