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コミュニケーションなくして部下の育成はできない

こんにちは。石田です。

 

今年4月入社の新入社員が、入社以来ずっとリモートで顔を合わせての新人研修がまともにできていない、という企業も多くあるようですね。

 

これまで当然のように行ってきたOJT(On The Job Training)もままならず、戸惑いをみせるリーダー、マネジャーも……。何より、当の新入社員が戸惑っているはず。

 

「早く仕事について〝直接〟教えてもらいたい」

「上司、先輩、同僚たちともっとコミュニケーションが取りたい」

 

新入社員はそう願っていて、その思いはリーダー、マネジャーも同様です。

 

昨年出版した著書『1分ミーティング』では、部下とのコミュニケーションの重要性について触れました。

 

コミュニケーションの目的とは何か?

 

それはまず「信頼関係の構築」のためです。

 

「信頼関係」とは「仲の良い間柄になる」という意味ではなく、いわば「土壌」。何でも相談でき、報告できる環境を構築する、ということです。

 

そしてもうひとつの目的が、相手の価値観を知ること。

 

これによって相手が何を「動機付け」として行動するかがわかるわけです。

 

こうしたコミュニケーションは頻度が大切。

 

月に一度、1対1のミーティングをじっくり行うよりも、短時間でも毎日の接触のほうが効果的。そこで私が提唱したのが「1分ミーティング」というものなのです。

 

「毎日の接触ならば、オンラインで毎日朝礼をやっている」

「何かあれば報告するように、と徹底している」

 

そう考えて安心しているリーダー、マネジャーもいるのでは?

 

しかしそれでは、なかなか信頼関係を構築することも相手の動機付けを見つけることもできません。

 

やはりポイントは「1対1での声かけ」にあります。

 

部下との接触には2つの種類があります。

 

ひとつは「業務上の進捗管理を目的とした接触」、そしてもうひとつは「部下の育成を目的とした接触」です。

 

後者こそが、信頼関係を構築し、動機付けを把握する接触。そのために「1対1の関係で」「毎日」「声をかける」ことは、対面でも非対面(オンライン)でも基本的に同じことです。

 

リーダー、マネジャーであるあなたはオンラインで「部下の育成を目的とした接触」ができていますか?

 

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