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「背中を見て覚えろ」は通用しない

こんにちは。石田です。

 

前回より、ビジネスにおける「古き悪しき慣習」についてお話ししています。

 

たとえばそれは「意味のない会議」であったり、「やる必要のないミーティング」であったりと、生産性向上、時短、効率化が叫ばれる今、企業にとって大きな障壁となっています。

 

「古き悪しき習慣」は、就業時間の無駄遣いに限ったものではありません。

 

それは企業にとっての命題である「売上アップ」にも大きく関わるものです。

 

たとえば「営業のスタイル」……。

 

かつての日本社会では、営業といえば「経験・勘・度胸」といったものが尊重されてきました。

 

誰よりも経験を積むこと。暗黙知である勘を磨くことが必要。ここ一番の肝心な場面では思い切った決断=度胸が大事……。

 

まさに職人の世界。「仕事は先人の背中を見て覚えろ」といった感じですね。

 

ところが、このメルマガでも以前お話ししたように、今の若い人たちは「教えてもらうこと」を欲しています。

 

「先輩、マネジャーが何も教えてくれない」
「もっといろいろ教えてほしかった」

 

こういって会社を辞めていく若い人々がとても多いのです。

 

企業にとって若年層がいなくなるというのは、まさに死活問題。それ以前に、「成果(売上)に結びつくやり方」を後進に伝えられないのは、致命的な問題です。

 

「経験や勘、度胸が大事」

 

これもまた「古き悪しき習慣」の踏襲です。マーケットが縮小している現在、より狙いを定めた営業活動が必須なのは、もはや常識ともいえることなのに、です。

 

「いままでどおりではうまくいかない」
「新たな一手を打たなければならない」

 

わかってはいるけれど、なかなか踏み出せない……。

 

でも、「古き悪しき習慣」を捨て去り、新たなやり方で生き残っていくことを選択するのは、経営者であり、マネジャーの役目です。現場で働くプレイヤーの役目ではありません。

 

そう、今、一番学ばなければならないのは、一番変わらなければならないのは、トップ、リーダーなのです。

 

私たちは、そんな人々のお手伝いをこれからも全力で続けていくつもりです。

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