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上司と部下の「信頼関係」とは?

1日1分ミーティング

こんにちは、石田淳です。

 

前回に引き続き、職場での「上司と部下」の関係についてお話します。

 

部下との関係をより良いものにする……。

それは決して難しいことではありません。

 

前回、「部下を叱ることができない」上司が増えているとのお話をしました。

 

「部下の反応が怖い」

「問題(パワハラ等)にされるのが怖い」

 

そんなことから、多くの上司が部下との接触をなるべく避けるようになっているのです。

 

また、「部下に成果を挙げさせる」というマネジメントの本来の目的を見誤っている人も多くみられます。

 

「部下を変える」

「部下を成長させる」

とはどのようなことを言うのかといえば、

 

それは「部下が成果を挙げる人材となる」ことに他なりません。部下が「やる気に満ちあふれて仕事をするようになった」としても、「自ら学ぶ姿勢を持った」としても、それで「仕事の成果に結びつかない」状態であれば、マネジメントの意味はないのです。

 

「部下を叱る」という行為も、極端にいえば、別に部下を「良い人間にする」ためではありません。

 

「成果を挙げさせるため、望ましくない行動をやめさせる」

 

叱るのは、このためです。

 

「相手の内面」に踏み込む人間教育は必要ないのです。

 

ただし、たとえ「内面に踏み込まない」にしても、そこには「信頼関係」が必要です。

 

「アナタには言われたくないよ」

 

部下からそう思われている上司では、叱ることも、また褒めることも、効果はないでしょう。

 

では、どうすれば上司と部下の信頼関係が築けるのでしょう。

 

それは「コミュニケーションの回数」の問題です。

 

部下とのコミュニケーションの回数が多ければ、それだけで信頼関係が築けます。

何も自分(上司)が「人格者」だったり「ハイパフォーマー」である必要はないのです。

 

ここで誤解する人もいるでしょう。

 

「ならば、部下とは積極的に行動を共にしよう」

「しょっちゅう一緒に飲みに行ったほうがいいな」

 

別にそのようなことをする必要はないのです。

「毎日」

「1分程度」

必ず部下と接触する……。

 

これだけで、職場での信頼関係を築くことができます。

 

「そんな簡単なことで?」

 

と思う方もいるでしょう。

 

しかし、「毎日1分」の接触さえできていない、できているつもりでも実はできていないというのが、

多くの職場の現状なのです。

 

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