昨年12月に、およそ2週間をかけて、海外視察をしました。
今回はフランクフルト、ニューヨークでの仕事を中心に、休み中にクスコ、マチュピチュ、ロサンゼルスに行って来ました。
さまざまな場所でさまざまな体験があり、
それらについては、機会があればまたご紹介したいと思いますが、
今回はまず、この旅で私が一番印象的だったことを…。
それは、
「日本人が少ない」
ということです。
とくにニューヨークの五番街や、
ロサンゼルスのビバリーヒルズにあるロデオドライブなどは
これが顕著でした。
この2カ所は20年ほど前から何度か訪れていて、
毎回定点観測のようなかたちで街を見ているのですが、
いつもは日本人観光客、それも20代~30代の若い人たちが、
必ず目にとまったものです。
それが今回は……
見事に「誰もいない」。
アジア人の観光客といえば、
ほとんどが中国人、そして韓国人、インド人ばかり。
あまりにも日本人の少なさに、驚いたものです。
「日本人は本当に大人しくなってしまった」
それが私の印象でした。
グロー-バル化が叫ばれ、
国内には海外からの旅行客があふれる一方で、
逆に海外へ出て行く人々が少なくなっている…。
「日本は本当は貧しいのでは?」
と簡単に言うつもりはありませんが、
それでも、
「では、日本の若い層は、何をしているのだろう?」
と思わざるを得ませんでした。
これを機に、私自身もあらためて
「若い人」たちの指向や生態に注目していきたいと思います。
これから先、日本の企業の命運を握るのは、
彼ら彼女らに他ならないのですから。