■いよいよ新年度がスタートしました。
さっそく、新人教育をどのように行うか、
頭を悩ませているマネジャーの方も多数いらっしゃるでしょう。
■「新人教育を始めるにあたってはまずチェックリストを作りこんでください」
研修やコンサルティングでこのような話をすると、
こういった質問が返ってくることがあります。
「マニュアルやチェックリストを作りこんでしまうと、
自分で主体的に動けるようにはならないのではないですか?」
「ディズニーやリッツカールトンではマニュアルは無く、
自分で考え実行する教育をしていると聞いています。
マニュアルは必要無いんじゃないですか?」
■たまに上記の様な質問を受けます。
例えば御社がディズニーやリッツカールトンのようにブランドがあり
競争倍率が何百倍もあるような企業なら、マニュアルやチェックリストを
作らないという選択もあるのかもしれません。
あたり前ですが上記のような企業であれば、いくらでも人を選べるでしょうし、
そもそも最初から企業や仕事へのロイヤリティーが違います。
■しかし、そうでないならば、マニュアルやチェックリストなどの
仕組みを作りこんだ方が得策です。
先々週で紹介した新入社員意識調査は
きちんと読んでくれた方はおわかりだと思いますが、
今の若者の大半は仕事に対する熱意が昔と比べると
だいぶ薄れてしまっているのがわかると思います。
■自分から動いて、全くマニュアルが無い状態で、
動ける新人は10人に1人もいないでしょう。
そういった主体性の薄い若者たちをマネジメントするツールとして、
マニュアルやチェックリストを利用しない手はありません。
教育途中から作るのではなく、今すぐに作りこむことをお勧めします。