■「ジョブ・ディスクリプション(職務記述書)」
をご存知でしょうか?
■聞きなれない言葉かもしれませんが、
欧米の企業では雇用管理の基礎となる文書として
広く使われています。
■「ジョブ・ディスクリプション」の一番の目的は、何でしょうか。
それは、そのポジションを担当する社員の
職務内容を明確にするためにあります。
つまり職務の目的、目標、責任、権限の範囲を明らかにするものです。
■日本の企業でこの「ジョブ・ディスクリプション」
を導入しているところは、まだまだ少ないようですが、
そのことが、日本企業における働き方で
さまざまな問題を引き起こしていると僕は考えています。
■たとえば、正社員とアルバイトで全く同じ仕事をしていても、
給料が違う、あるいは過剰なサービス残業を
こなさなければならないなどといったことなどです。
■「ジョブ・ディスクリプション」は、
パソコンに例えれば、OSのようなもの。
それ以外の雇用改善、例えば「時短」とか「育休」といったものは
アプリに過ぎないのです。
OSがなければ、アプリだって当然動くはずがありません。
まずはOSを作り、正常に作動するようにしけないといけないのです。
■新しい年度が始まろうとする今、
職務体系が理にかなっているか、
OSがきちんと作動しているか
見直してみてはいかがでしょうか。